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UP DATE2020.11.15
大黒柱の話
「大黒柱」という言葉がありますよね。
「一家の大黒柱」「チームの大黒柱」など、中心となって支える人をたとえて言う言葉ですが、もともとは伝統的な日本民家の中央に立てる、特に太い柱を指します。
昔の家は一本一本の柱が横木に固定されておらず、地震に対応して上下に運動し、横揺れを防ぐようになっていたのですが、これだと家全体の重量を支えるには無理があるので、四方からこの一番太い柱に梁(はり)をかけることで支えていました。
支える柱が一本であれば、そこへ力が加わり、揺れてもその柱はもとへ返って建物は狂わないというわけです。
だから、昔の家は田の字型の間取りが多いんですね。
ところで、この「大黒柱」という呼び名は、七福神の中のお一人、大黒天(大黒様)から来ているそうですよ。
大黒天は、インド・中国においては厨房の守護神とされているそうで、日本でも食物・財福を司るとして台所で祀られています。
台所のある土間に立てられることが多かったので、大黒様の名前から「大黒柱」と呼ばれるようになったとか。
大黒柱というと一家の稼ぎ頭的なニュアンスがあったと思うのですが、大黒様→台所という線でいくと、本当は家の実権を握っている女性を指していたのかも、なんて思えてきます。
今の家は柱や壁を分散してバランスよく保つという構造なので、大黒柱を見かけることは少なくなりましたね…。
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