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UP DATE2020.12.31

不動産売買のアスベスト調査はどうする?除去負担についても解説


不動産売買の際に、建材としてアスベスト(石綿)が使われていないかどうかに気をつける必要があります。
こちらではアスベストとは何か、アスベストを除去するにはどうすれば良いかについて詳しく見ていきましょう。
 

アスベストとは

アスベスト(石綿)は、天然に産出する繊維状の鉱物です。
熱や酸・アルカリなどに強く、丈夫で腐らず、熱や電気を通しにくい性質があります。
 
値段が安価で他の物質とよく密着するため、建築材料や設備・電気製品などに昔から広く利用されてきました。
特にアスベストを含有する吹き付け材のコストパフォーマンスがよかったため、1970年代の建造物に使用されていた経緯があります。
 
しかしアスベストの繊維は極めて細いため、吸引すると肺がんや石綿肺・中皮腫などの病気を引き起こすことがわかってきました。
かつては広く使われていましたが、段階的に規制がおこなわれるようになり、現在では石綿を含む製品の使用は禁止されています。
 

不動産のアスベスト調査について

新築ではアスベストは使われていませんが、中古物件にはアスベストが使われているものもみられます。
不動産にアスベストが含有されているかどうかの調査は、健康被害を及ぼす危険性もあり、個人でおこなうことはできません。
 
アスベスト調査は、公的な資格を持つ専門家によって実施されます。
図面に基づき書類調査をした後で現地に出向き、建材のサンプリングやアスベスト分析なども必要に応じておこないます。
 
調査後には調査報告書を作成し、調査結果及び今後するべき管理などの説明がおこなわれます。
調査報告書は、この先改修工事や解体などをするときに必要となりますから、しっかりと保管しておきましょう。
 

アスベストの除去はできる?

アスベスト対策としては、封じ込め・囲い込み・除去の3つの方法があります。
封じ込めや囲い込みは、除去せずアスベストが散布しないようにする方法、除去は既存のアスベスト含有の吹き付け材の層を、下地から取り除く方法です。
このうち、除去がもっとも推奨されています。
 

アスベスト除去負担は誰がする?

アスベスト調査や除去工事の費用は、売主・買主のどちらが負担するということは決まっていません。
売主側がアスベスト検査や除去工事を済ませていれば、その旨が記録に残り、買主側の信頼性が増して不動産を販売しやすくなります。
 
築年数が古い建物であっても、アスベスト調査や除去工事をしておくことで、売主側に有利な取引を進められる可能性があります。
 

アスベスト調査や除去は記録に残る

高度成長期の建造物に多く使われ、その後もコンクリートなどに混入され、広く使われてきたアスベスト。
その調査や除去工事には費用がかかりますが、実施しておくと記録に残り、建物の売買を有利に進めることにつながると知っておきましょう。
 
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