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UP DATE2021.01.18

建物を建てる際に重要な日照権とは?起こりうるトラブルと対策について


建物を建てる際に”日当たり”はとても重要であり、建物の間取りやデザインも日当たりを考慮するほどです。
この誰しもが持っている日照権という権利は、私たちが人間らしく快適に生活するためのものなのです。
 
ここでは、建物を建てる際に重要となってくる日照権について、トラブル事例と対策法を交えて解説していきます。
 

日照権とは

日照権とは、快適に日常生活を送るための日当たりを確保する権利のことです。
 
もし自分の家の目の前に大きな高層マンションが建ち、1日中日の光が入らないことになったら大変ですよね。
そうならないために、建物を建てる際には建物の高さや容積率を制限した法律や、地域の条例が定められており、建築基準法の「斜線制限」と「日影規制」は必要な日照を守るためのものなのです。
 

斜線制限

建物と建物との距離をある程度確保することによって、道路や隣地建物の日当たりや風通しを妨げないために建物の高さを制限しています。
 
・道路斜線制限:道路を挟んで反対側の建物の日照を確保するための制限で、面している道路の幅によって建物の高さを制限します。
・隣地斜線制限:隣地に面した建物の高さが20mもしくは31mを超える場合の高さ制限です。
・北側斜線制限:北側隣地の日当たりや風通しを保護するために建物の高さを制限します。
 

日影規制

中高層程度の建物を建てる場合に、1年で最も日が短い冬至の日を基準に、日影を一定時間以内生じさせないと定めた制限です。
 

日照権に関するトラブルと防止策

日照権が侵害されて起こるトラブルは多々ありますが、侵害されただけでは違法とはならず”受忍限度”を超えた侵害でなければなりません。
受忍限度とは、社会生活を営む中で我慢できる限度のことであり、建築基準法違反の建物はもちろん受忍限度を超えているかどうかの判断で、日照権の侵害か否かが決まります。
 
ここでは、建物を建てる上で起こりうる日照権のトラブルと、トラブルにならないためにはどのような対策が必要なのかを見ていきましょう。
 

建物を建てる際に起こりうる日照権トラブル

日照権に関する制限をすべてクリアした建物であっても、日照権を侵害されたと訴えられるケースがあります。
 
・隣接する家から日照時間が減ったという苦情
・隣接する家の太陽光発電パネルにあたる日照時間が減り、発電量が減少したという苦情
・隣地の植木や花壇への日照時間が減ったという苦情
・植木による影によって庭に干した洗濯物への日照時間が減ったという苦情
・日照についての不安から隣接する家が建築中止を要求
 

トラブル対策

上記のような日照権を侵害されたという近隣住民からの訴えがあった場合でも、建築基準法に則って建てられた建物であれば訴えの効力は弱まるので、「斜線制限」と「日影規制」を遵守した建物を建てることが日照権によるトラブルを防止する最低限の対策といえるでしょう。
 
その上で日照権の侵害を訴えられた場合は、業者を交えた当事者間での話し合いを提案し、最終手段としては裁判所に判断を委ねましょう。
建築基準法に則って建てていれば、著しく受忍限度を超えていない限り訴えは却下されます。
 
しかし近隣住民との関係性を考えると、トラブルに発展するような事態は避けたいですよね。
建築基準法に則った建物を建てることはもちろん、近隣住民の快適な生活を守るためにも、建物を建てる際にはさまざまな配慮が必要になります。
地域性を考え、全方位から熟慮された建築ができる、経験豊富な業者に建築を頼むと心強いでしょう。
 

近隣建物の日照権にも配慮が必要

日照権の侵害は受忍限度を超えているかどうかが判断の基準となり、わかりにくいもののため、裁判沙汰になるケースが多いです。
日照権を侵しているつもりがなくても、相手側が日照権の侵害を訴える場合もあるのです。
 
よって、家を建て快適に長く住み続けるためには、自らの日照権はもちろん近隣建物の日照権についても十分配慮する必要があるのです。
 
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